嵐が生きてきた道 後編

OHNO ROOM

ダンスとアートがテーマな大野くんのお部屋。

これまで使っていた筆や絵の具がついたパレットが置いてあった。大野くんが書いた自分の左手が書いてあった、ひとつは失敗って書いてあって右に完成したやつが置いてあった。自分の手と大きさを比べてみたら、そんなに分からなかったけどちょっと私の手より大きかったように感じる。

反対側にはかなり大きい大野くんが書いた自画像が。色んな色を使って色を重ねて、その全てが才能に富んでいて圧倒された。目には赤色を使い、髪の毛にたくさんの色を使っていた。左顔面は肌色で描かれていた。凄いなセンス。

そして正面には大野くんがひたすら踊っている映像が。The大野智の踊りで、見入ってしまった。あの足の動き、体の動きは努力しないと出来ないものであって、今でもあんなに汗かいて自分が納得するまで踊っている姿を見て、ほんとに影で努力する男だなと思った。

 

SAKURAI ROOM

翔くんのお部屋は「言葉」と「それが生まれる空間」

嵐の曲のRapを書くとき、俺のスタイルとしては、常に詞のストックがあるのではなく、テーマありきで制作することが多いのね。試行錯誤を重ねて生み出していくというか。

今回は『5×20』の作詞の過程、リリックの推敲を皆さんにご覧いただきたいなと思います。

向かい側の壁は、自宅リビングの壁の再現です。俺リビングで作業することが多いんだけど『5×20』の作詞もずっとそこでやっていて。ふと顔を上げると俺の目に見えていたのはこの景色。それをぜひ共有したいと思いました。

よって今、櫻井自宅、リビングの壁はガラ空きです(笑)TVでは、DemoRAPのレコーディング直前にブース外でフィニッシュの推敲を行う姿を、合わせてご堪能ください。

 

リビングの棚には数々の品物が飾られていた。スノードームやディフューザーもあって、ほんとに再現そのものって感じがした。最高だった。

だけどそれ以上に印象に残っているのは、再現の後ろの壁に映る5×20のRAP詞を変えていく翔くんの直筆。

繋いだ手と手→掴んだ

あの日から急転→明日からcruising

5 is our treasure number→my

ずっともっとこうしていたいよ→揺れる船に響く誓いよ

など計7つあった。中でも最後の言葉。これが翔くんの本心なのではないかな、と思ってしまった。あの日から翔くんは誰よりも嵐のことを考えて言葉を考えて先陣を切ってきたと思う。ずっと本心を見ることが出来なかった、けどここで初めて翔くんのホントの気持ちがわかったような気がした。だけどーそれを二重線で消してしまう、中立を選ぶ立場を担う。私たちには知ることの出来ないたくさんの葛藤が垣間見えたような気がする。

 

AIBA ROOM

ボクサーグローブとかマナブの帽子とかベストジーニストの盾とかバズりのTシャツとか絆のペダルの台本とか大野くんが作ったジーパンとか。1200ccのバイクは重くて持ってこれないから絵に描きました、とか。壁に手書きで書かれている感じのお部屋がとても可愛かった。壁に書かれた電気とか階段とかは相葉くんの家の中をイメージしてるのかなぁ、なんて。世に初だしの昔の写真とか、昔からとても可愛くて見入ってしまった。

 

NINOMIYA ROOM

テーマは「映画」と「ゲーム」

俳優として、受賞した数々の作品の賞状やトロフィーが飾られていた。わざわざ自宅から持ってきてくれたことに感謝しかない。そして何よりも強烈なのは、第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したときのトロフィーを実際に触ることが出来たことだった。受賞した喜びをみんなで分かち合いたい、というにのの優しい心意気のもと、ファンが自由に触ることが出来た。実際触らせて頂くと、とんでもなく重かった。大きさはそこまで無いのに、非常に重厚感を感じられた。これを持ってにのはあの場であのコメントを言ったんだな。TV越しに、当時すごい喜んでいたことを思い出した。にのが涙ぐみながら、本当に嬉しそうに語っていたあの場面のトロフィーを実際に持つことが出来るなんて。人生で二度とない経験だと思う。いつでもファンのことを考えて最高なものを届けてくれるあなたが大好きです。ありがとう。

 

MATSUMOTO ROOM

潤くんの部屋ではライブについて展示されていた。演出に携わっている潤くんが使っているリクエストメモを実際に見せてくれた。そこには、ファンが気づかないような細かいところまでビッシリ書き示されていた。それも昔のライブから。出来たものには赤い線が引いてあった。暗闇の中メモを見ずに殴り書きしてるから汚いけどって書いてあったけど、そこには潤くんの熱い思いとストイックさと情熱がひしひしと感じられた。私たちには最高のものを届けるために、ここまで努力してくれてるのか、と知ってはいたけど改めて痛感させられた。きっと潤くんのことだから、努力の裏側なんて見せたくないだろうに、今回たくさん公開してくれたことに感謝しかない。本当にありがとう。個人的にはルージュはエロさっていうのと、doesをdosまで書いて間違えたことに気づいてダズって書くところに萌えました。

 

こうして5人の部屋をじっくり見てついに最後のブースへ。最後は嵐のライブの映像を今回のために作ったA・RA・SHIインストゥルメンタルver.の音楽と共に上映する、というものだった。最前で見ることが出来た。3分ちょっとくらいだったのかな。最初のライブから最新の映像まで、振り返りのように流れていた。周りから鼻をすする音がきこえた。私も泣きそうだった。映像の最後のメッセージには・・・and more to comeって書いてあった。ぜったい戻ってきてね。絶対待ってるから。って思ってコレにて展覧は終了した。

最後の壁には5人それぞれからのメッセージが。

智「大好きだよ」

にの「帰るまでがEXBITIONだよ〜。」

翔「We’ve all traveled together all this way with love.」

相葉「嵐最高」

潤「いつもありがとう これからもよろしく」

それぞれの言葉がもうしみてしみて、グッズ販売は心が満たされすぎてて逆に全然買わなかった。

 

最後に嵐の壁紙と写真を撮ってもらって終わり。

一緒に撮れたのが最高だった。

 

今回展覧会に行くことが出来て本当に良かった。

嵐はいつだって努力してた。私も努力しなきゃって思えた。尊敬してる人たちのように、私も生きなきゃ。見せてくれるものが多過ぎて頭がパンクしそうだった、けどひたすら頭に叩き込んできた。

いつどんな日を振り返っても、嵐は5人だった。そしてこれからもずっと5人なんだろう。それがただただうれしくて、これからも、、、なんてエゴなことを思ってしまったよ。だけどいいよね、嵐はそれを見せてくれたんだよね。「いつだって5人で手を掴んで歩いてきた、ここまで来たよ」ってことだよね。

嵐からたくさんの愛と感謝を受け取った私は、これからも、嵐にたくさんの愛と感謝を伝えて生きていく。

嵐と同じ時代に生きれて、嵐を好きになれて本当に良かった。私は幸せ者だ。ありがとう、嵐。これからも、ありがとう。